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Yuko's DiaryAugust 22 藍染体験August 19 平気で生きる母はとても元気だった。 私の滞在中(2日間)も、自分の予定は崩さず、週一度のデイケアセンターへ休まずに出かけた。 帰宅後も疲れを見せず、折り紙に熱中。 姉から「ほどほどに」と注意されているのに・・・・。 母の部屋にあるパソコンをいじっていたら、「ねえ、エクセルが見つからないんだけど、出しておいてくれる?」と言われた。 へえ、エクセル使うつもりなんだ・・・・。 「キーを打つのは疲れるのでメールは書けないけど、読むのは平気よ。 ブログも読んでる。 写真も送っていいよ。保存できるから」だって。 口も達者だ。 親友のクーちゃんと久しぶりに話そうと家まで来てもらったのだが、ほとんどの時間は母とクーちゃんがしゃべってた。 痛み・かゆみ・発熱などの症状がなくなったとは言え、 肝硬変の末期で、入院時に見つかった肝臓癌もそのままなのに ・・・・ほぼ入院前の母に戻りつつある。 しかも性格は以前にも増して明るくなり、怒ったり泣いたりが全くないらしい。 (時には、わがままと思われるくらいのときもあるようだが) 「一体どうなっちゃってるの?」とみんな首をかしげる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 帰りの車中で読んだ文芸春秋9月号に先月亡くなられた戸塚洋二氏に関する記事が出ていた。 氏は亡くなる直前まで闘病記録をブログで公開されていたのだが、 5月○日の日記に、氏が非常に納得した言葉として、正岡子規の『病牀六尺』 の一節が紹介されている。 悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きている事であつた。 ------------------------------------------------------------------------ もしかして、母は悟りの境地にいるのであろうか・・・ August 18 「脳」整理法暑さのせいもあって、ダラダラ、グダグダ、ネチネチ過ごしていた帰省前。 どこかでふっきらなければと思っていた。 家中を思いっきり掃除して、身も心もすっきりする手もあるが、 これは帰省後に回すこととし、 帰省中は本を読もうと決めた。 茂木健一郎・・・・「脳」整理法 目を引いた目次 脳は体験を整理し、知を創造する 生きて死ぬ人間の知恵 偶有性が脳を鍛える 自分を離れて世界を見つめる 「他人」との関係から脳が育むもの 主語を入れ替えて考える 現代社会での生き方を、哲学でも宗教でもなく、脳の働きという観点から考える本。 難解な箇所、退屈な箇所もあり、しかも全部読み終わってはいないが、なぜか気持ちが落ち着いた。 私の脳、少しは整理されただろうか・・・・。 August 16 プロの技August 11 気分転換先週半ばに落ち込んで以来、気持ちはずっと停滞気味。 それでも日々は淡々と過ぎていく。 ああ~、何かすっきりすることないかなあ・・・・
今日から5日間の帰省。 少しでも気分が変わることを期待したい。 August 08 綿August 07 絵文字鉢August 05 真夏の機織りAugust 02 燕岳登山 Part4夏山登山は、梅雨明け10日間がチャンスと言われている。 天候が安定しているからだ。 しかし、温暖化の影響のためか、これが当てはまらなくなっている。 また、天気の予想も難しくなっている。 単純に雷は午後3時以降と思っていた私は、今回あらためて山の天気の怖さを実感させられた。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ さて、雨・風・雷は午後4時頃、ようやく止んだ。 気になっていた、成城学園の一行は結局動かず、連泊を決定。 槍ヶ岳までの縦走は翌日にするということだった。 夫の休みがもう一日あれば、我々も翌日縦走を果たせるのだが、残念ながらその余裕はなく、この日は我々も山小屋に連泊し、翌日は下山と決めた。 午後4時頃の様子・・・・ お~、晴れてきたぞ・・・・昨日行けなかった燕岳の山頂まで登ろう・・・・ 途中、急斜面に群生している「駒草」に目を奪われる。
山頂は風が強く、やっぱり怖くて立てなかった。 夜8時外へ出てみた。 星が輝いている。 天の川も見える。 あっ、流れ星・・・・ 一夜明け、 かろうじてご来光が見られた。 これから下山だ。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 3泊4日の登山はこうして無事終えることができた。 が、途中で断念した縦走は心残り。 決して山好きとは言えないし、下山後の筋肉痛に苦しんだ私だが、 このリベンジいつか果たさねば! と思い始めている。 August 01 燕岳登山 Part33日目は 燕岳→大天井岳→常念乗越・・・・尾根の縦走だ。 コースタイムは5時間半。 私の足では7時間以上はかかりそう。 だが、比較的楽な道らしい。 「どんな道?」と聞いた時、夫は「まるでサウンド・オブ・ミュージックに出てくるような場所」と説明してくれた。 かなり期待していた。 朝3時半起床、4時に朝食。 外へ出てみると、濃い霧が立ち込め、風も吹いている。 不安げな宿泊客たち。 今日の天気は?・・・・ 小屋のオーナーがフロントでインターネットの天気図を見ながら、宿泊客の質問に答えている。 「前線が南下してきているため午前中は曇りか雨という予報なんですが・・・・山の天気は変わりやすいので、実は僕でも何とも言えないんですよねえ・・・」 5時・・・支度を整えて早々と出発した人もいれば、リュックを背負ったまま躊躇している人たちもいる。 例の成城学園の一行を率いるベテランガイドは「10時まで小屋に待機」という判断を下したようだ。 「この天候の中、途中で立ち往生した場合のことを考えると、中学生には危険すぎる。」ということだった。 夫は「我々もそうしよう。」と言った。 「うん、その方がいいよ」と私。 しかし、相変わらず数人ずつ小屋を発っていく。 この人たちは「この天気でも大丈夫」と判断したのだろう。 この流れに刺激されたのか、一旦は待機と決めた夫が突然、「やっぱり、行こう。」と言った。 山では一切の判断を夫に委ねている私は「ハイ」と素直にうなづく。 5時50分小屋を出発。 雷の音が方々で鳴っている。 雨がぱらつく。 尾根の片側から吹き上げる風はかなり強い。 ピカッ・・・・・・ 「あっ、光った!」 数秒後・・・ゴロゴロ・・・・・ゴロゴロ・・・ ピカッ・ゴロゴロを数十秒毎に繰り返している。 「いやだなあ・・・雷落ちたらどうしよう・・・・大丈夫?・・・・ここじゃ隠れるところないよね・・・・ああ、怖い!・・・・」 ドキドキ、コワゴワ、ヒヤヒヤしながら、30分ほど歩いただろうか、 大きな岩塊が数個集まっている場所「蛙岩・・・ゲエロイワ」に着いた。 岩の高さは7~8m。 「ここで、雷が止むのを待とう」と夫が言った。 「ここは本当に大丈夫なの?」と私。 雷が落ちそうな場所だなあ・・・。 「雷は高い所に落ちてくれる。 だからこそ、何もない場所に立っているより、ここの方がむしろ安全。」 なんたって夫は電気専門だ。 夫の言うことは正しいに違いない。 信じよう。 (後で夫が告白・・・「実は非常にビビっていた」) 途中、いくつかのグループが我々を追い越して行った。 「1分経っても次の雷が鳴らなければ、先へ進もう。」と夫。 雷が鳴る。 二人で顔を見合せて1分待つ。 ところが1分前後の間合いで必ず次のピカッが来る・・・・そして雷鳴。 (これも、のちに夫は「実はあの1分は何の根拠もなかった」と謝罪。) 雨が徐々に強くなる。 風も。 寒くなってくる。 雨具の下にフリースを着込み、それでも寒くて雨具の上にビニールのポンチョを羽織る。 辛抱強く待っていると、先ほど我々を追い越して行ったグループが引き返してきた。 「いやあ・・・突然手がビリビリと電気を感じましてね・・・・やはり戻ります。」と言って小屋の方角へ消えていった。 私「どうするう?」 夫「う~ん、もう少し・・・・」 この「もう少し」は、結局5分ほどだった。 夫「引き返そう。」 私「うん」 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 小屋の玄関には待機状態の人があふれていた。 「雷が縦走路に落ちたらしい」ということで、小屋側も登山者を足止めにしたようだ。 小屋のテレビに映し出される気象衛星の映像・・・・・我々のいる地点はすっぽり雲で覆われていた。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 我々が避難していたのは、岩が門のように並ぶ入口付近。 岩と岩の間は3mほど。 帰宅してから、雷について調べた。 背の高い岩は雷を避けるのではなくむしろ誘導する役割として、ある意味安全なのだが、 立つ位置は岩から4mほど離れなければいけないらしい。 もし、雷がこの岩に落ちていたら・・・・ 今、思うとぞっとする。 July 31 燕岳登山 Part27月27日 中房温泉の宿は登山口のすぐそばにあるので、朝はゆっくりスタート。 7時朝食。 支度を終え歩き始めたのは8時前だった。 登山口からは急な上りが3時間続く。 3時間というのは、地図に書かれた参考タイム。 これは40~50歳の登山経験のある男性が上った場合のタイムだという。 私の場合、この時間で行けるはずがなく、夫はいつも1.5倍~2倍の時間を見込んで計画を立ててくれている。 森の中はひんやりしている。 じっとしてると寒いくらいの気温。 しかし歩き始めると同時に汗が流れ出す。 いや噴き出す。 息をしっかり吐いて、一歩一歩ゆっくり登る。 途中下りの人たちとすれ違う。 上りの我々を優先させてくれるのはありがたいのだが、 「こんにちは」「がんばってください」とかけられる挨拶に、返す余裕など私にはない。 もちろん周りの景色を楽しむ余裕もない。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ そもそも登山など、私の趣味ではなかった。(今でも趣味とまでは言えないが・・・) 実家は町中の商店。 両親ともアウトドアを楽しむような人間ではなかったし、その時間的余裕もなかった。 学校行事の登山でも楽しい思い出など皆無だ。 結婚し、夫が山好きとわかったあとも、一緒に登ろうなんて思ったことはなかった。 ところが、 子供たちが幼稚園・小学校へ行きだすと、夏休みにどこかへ、となったとき、「山」が出てきた。 幼稚園の子供の足に合わせて行くんだったら、私も大丈夫そう、と一緒に登ったのが最初だ。 家族で登ってみて、重要なメリットを発見。 「家で実権を握っているのはお母さん」と思っていた子供たちに、山ではお父さんがリーダー、お母さんは静かに控えているといった光景を見せることができる。 登山は家庭の力関係を正しく修正する絶好の機会なのだ。 その後、1年に1度ほど、夫について歩くようになった。 ゆっくりでも自分のペースで歩けば、私でもちゃんと頂上に到達することができ、達成感を味わうことができるのだ。 それでも、歩くのは相変わらず遅い。 リュックも山登り大好きおばさんたちよりずっと軽目。 高山植物の名前も一向に覚えられない。 山ではいつもビギナーだ。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 約30分ごとに休憩しながら、きつい登りが終了する地点「合戦小屋」に着いた。 中房温泉で作ってもらったお弁当・・・チャーシュー、シイタケがたっぷりの中華風おこわを食べる。 一応笑顔の私 翌日縦走予定の大天井岳 燕岳のそばにある燕山荘に到着したのは、午後1時過ぎ。 山小屋で部屋に案内されている時、雨が降り始めた。 ラッキー! 雨はだんだん強くなる。 風も強い。 燕岳の頂上へは小屋から30分だが、この日の登頂は断念した。 夕方、雨は上がり、槍ヶ岳がくっきり見えた。 燕山荘と燕岳 後で聞いてわかったのだが、 午後からの雨は雷も伴っていたようで、我々の後から登ってきた人たちの中には、怖くて途中で引き返した人もいたようだ。 う~ん、明日の天気が気になる。 July 30 燕岳登山 Part17月29日(火曜日) 午後12時過ぎ・・・・穂高駅到着・・・大糸線松本行きが大幅に遅れていた。松本駅付近の落雷のためらしい。 午後5時半・・・・H駅に着いた途端、雷雨の出迎え。 ああ~、雷のやつ、一体どこまでついてくるんだ・・・・・ ともかく無事に帰宅できたことを「良し」としよう。 かなりの疲労でぐっすり眠れると思ったのに、深夜遅くまでこの4日間の出来事が頭の中を駆け巡っていた。 ★ ★ ★ ★ 7月26日(土曜日) 相模線・中央線・大糸線と乗り継いで、穂高駅に着いたのは午後12時過ぎ。 中房温泉行きのバスが出るまでしばらく時間があったので、駅前の喫茶店で過ごした。 かき氷・・・・ブルーベリーミルク 店内はギャラリーも兼ねていた。 麻布にペイントした袋物の数々が展示販売されている。 いつの日か私もこんな風に作品を並べてみたい・・・・。 ~ ~ ~ ~ ~ 中房温泉行きのバスの乗客はほとんどが登山者だった。 緑の谷間を縫うようにバスが進み、約1時間後、山奥の秘湯中房温泉に到着した。 入口の「日本秘湯を守る会」の大きなちょうちんが出迎える。 どんな会なんだろうね・・・・ 宿は新しい建物と古い建物が並んでいるが、登山客はほぼ古いほう(値段が安い)に宿泊するようだ。 この日の登山宿泊客は、我々のような夫婦連れが数組、5名~10名ほどのグループが3つほど、そして成城学園の中学生一行約40名。 この中学生グループを率いるプロのガイドさんと少しお話をした。 彼らの予定ルートは中房→燕岳→槍ヶ岳→上高地。 中学2年生を対象とし、約60年続く伝統ある学校行事らしい。 そういえば、2005年夏我々が槍ヶ岳登山をした時、中学生グループに出会ったのだが、あの子たちは成城学園の生徒だったのか・・・・ 今回の我々のルートは 燕岳→大天井岳→常念乗越 ルートは違うが、中学生に負けないよう頑張ろう。 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ お湯がふんだんに流れ込む露天風呂に入り、 決して豪華ではないが十分満足できる夕食をいただき、 明日に備え、8時就寝。 のりさんの「雷には注意、3時までには小屋に」を呪文のように唱えながら・・・・ July 25 登山の準備朝から明日の準備でバタバタ。 何しろ4日間の留守となると、しておかなければならないことは結構多い。 朝一番に畑の草むしり・・・・洗濯・掃除・・・・冷蔵庫の整理・・・・・ああ、そうそう新聞も止めなきゃ・・・・ 登山用の靴を出す・・・・数年前、わざわざ専門店まで行き、足のサイズを測ってもらって選んだ靴だけあって、履き心地はグー。 その時一緒に買った、雨具とリュック 3泊とも小屋泊まりなので、食料は少ない。 昼用の補助食として、定番のラーメン。 重いものはすべて夫任せなので、私のリュックはわずかな衣類とお水だけ。 そうそう、これは私の必需品・・・・日焼け止め そしてお化粧拭き取りシート 明日からの日程を頭に入れ、軽くシミュレーションしながら、準備をする。 いよいよ気持ちが山モードになってきた。 July 24 谷間一つの作品を作り終えて次の作品に移るまでの間にできる谷間。 この期間がどうも苦手だ。 焦点がぼやけたようなうつろな気分で過ごすことが多い。 次の作品をどうするかで迷っているからだ。 ・・・・あの糸を使おうか、いやこの糸がいいかもしれない・・・・・織り方はどうしよう・・・・何を織ろう・・・・など延々と迷う。 先のプランがない不安、進めないイライラが、これまで順調だった生活のリズムを崩す。 あれやこれや迷うこと自体を楽しめばよさそうなものだが、 手を動かしながら考える癖がついているせいか、考えるだけの時間がどうも楽しめないのだ。 まったくの貧乏性。 そこで立てた対策・・・・・現在進行中の作品を織りあげるまでに、次の作品を考えること。 織ることそのものは単純作業。 頭で考えることは邪魔にはならない。 焦って仕上げることはない、次の作品が決まるまでゆっくりと織ればいい・・・・と言い聞かせる。 今回はそれがうまくいったようだ。 先日織りあげた夏色スクリーン。 織っている間に考えた次のプランは テーブル用マット。 谷間の期間は短くてすんだ。 さて次は・・・・このマットをゆっくり織りつつ考えよう。 July 23 静かに、静かに夜9時過ぎ、近所の人が我が家のインターホンをピンポ~ン。 何事かと思いきや、「○○さんとこの犬がうるさいんだけど、あのお宅お留守なのかしら・・・・」とおっしゃる。 「さ~? うちは窓を閉めてたので聞こえませんでしたが・・・」 表へ出て、相談とも苦情ともつかぬその方の言い分を聞いてあげてるうちに、犬の飼い主夫婦が帰宅。 私は即座にその場から退散したのだが、 それ以降、音に神経質なその方のことが気になり出した。 夜間の音には気をつけよう・・・・ となると、 我が家のバルコニーでの夕涼みも せっかくの明るいライトは使わず 小さいティーライトの明かりのもとで、夫と二人会話を交わす。 静かに、静かに・・・・と言いながら。
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